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料理人,調理師,飲食店経営,独立に会計ソフトは必要か?

料理人,調理師,飲食店経営,独立に会計ソフトは必要か?

これから独立したい料理人にとって会計ソフトは必要なのか?について話していこうと思います。
また、現在飲食店経営をしているが会計ソフトは導入していない方も多くいると思いますのでこちらも参考までに。

結論、これからの時代はあった方が絶対に良い

結論から言いますとこれからの時代はあった方が絶対に良いです。
全ての人が当てはまるわけではないと思いますが、少なくとも飲食店で独立する場合はあった方が良いという結論になります。

なぜ会計ソフトが必要か?

①会計ソフトなしで会計知識がない場合、帳簿(複式簿記)が作れない
②そのため個人事業主で最大のメリットの青色申告(確定申告)ができない
③国のデジタル化に伴って今後手書きやデータ化していない確定申告書類は元々あった特典が一切受けれなくなる可能性がある

①会計ソフトなしで会計知識がない場合、帳簿(複式簿記)が作れない

会計知識がある場合はエクセルなど自力で帳簿を作ろうと思えば作れますが、ない場合は会計ソフトなしではまず無理だと思います。
税理士にお願いするパターンもあるとは思いますが、独立したてや元々資金がない飲食店経営では税理士費用もなかなか払っていけないと思いますので、諸々考えると会計ソフトを導入するのが一番安価な方法だと考えられます。

②個人事業主で最大のメリットの青色申告ができない

ほとんどの場合、独立するときはまず個人事業主として活動すると思います。
個人事業主ではその年の1月1日~12月31日までの損益計算書(売上などがわかる資料みたいなもの)、貸借対照表(資産表みたいなもの)を作り、その資料を税務署に提出する(確定申告)必要があります。
その書類の記載方法や提出方法によって私たちが受けれる特典が決まってしまうというものです。

そのメリットを最大限受けようと思うと会計ソフトは必須という結論になります。
会計ソフトの費用と、青色申告のメリットを比較すると会計ソフトの費用のほうがとても安価なため、会計ソフトを導入する方がオススメです。

ちなみに青色申告での最大のメリットは青色申告特別控除最大65万円というものです。
下記の要件をすべて満たさないと65万円控除が受けれません。

(参考元:国税庁)

③国のデジタル化に伴って今後手書きやデータ化していない確定申告書類は元々あった特典が一切受けれなくなる可能性がある

こちらは②と似たような内容ですが、現在でも個人事業主の最大メリット【青色申告特別控除65万円】を受けようと思うとe-taxが必須です。
今後上記のような要件がもっと厳しくなってくると予想されていますのでデジタル化は避けては通れない道となります。

ある意味割り切って今のうちに慣れておくといった方が賢明なのかなと思っています。

オススメの会計ソフトについて

主な会計ソフトは2つ

  1. マネーフォワード クラウド確定申告
  2. クラウド会計ソフト freee会計

現在主流はクラウド会計ソフトで、個人事業主からスタートし、法人化する場合もスムーズに使用できるため、上記の2つのどちらかを使用すれば間違いはございません。

金額もそうですが、上記2つは使い方も違うためどちらが自分に合っているか確認しましょう。

会計知識が少しでもある人はマネーフォワード、完全初心者はfreee会計

よく言われるのが、会計知識が少しでもある人はマネーフォワードの方が使いやすいというところです。
実際筆者もずっとマネーフォワードユーザーで全く問題なく使用できています。
そのため簿記の知識などある方にはマネーフォワード クラウド確定申告をお勧めします。

逆に全く会計知識がないよといった方はfreee会計がお勧めです。
こちらは初心者でも直感的にわかりやすく使いやすいと評判なので、初心者にはクラウド会計ソフト freee会計が良いと思います。

料金はどちらも変わらない

料金設定はほぼ同じなのでどちらを選んでも変わりません。
マネーフォワードは最安値のプランがありますが、できればパーソナルを使用したほうが良いとは思います。

必ず年間プランで契約しましょう、月額は高額ですし意味がほとんどないです。

マネーフォワードパーソナルプラン(年間11,760円)

freee会計スタータープラン(年間11,760円)

同じ金額でもやれることが多いのはマネーフォワード

同じ価格帯(年間11,760円)でもやれることが多いのはマネーフォワード クラウド確定申告です。
消費税申告書の作成までできるので、売上をしっかり取って経営していく!最終的には事業規模を大きくしたい!と考えているならマネーフォワード クラウド確定申告はありかと思います。
ただ、会計知識がないと少し難しく感じる場合があるので、1店舗経営で消費税のことまでは考えない、といった場合はクラウド会計ソフト freee会計の方が無難です。

まとめ

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