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コロナ禍で原材料高騰対策と大手外食チェーンの値上げ情報まとめ

コロナ禍で原材料高騰対策と大手外食チェーンの値上げ情報まとめ

円安、原油高により飲食店の食材、ドリンク価格などほぼ全てが値上がり

2022年は特に幅広く食材や飲料などの値上がりが続きます。
この辺りは大手の飲食チェーンでも仕入れ価格高騰により値上げをしているところが多いですが、仕入高をすべて売価に反映しているというよりはその他経費を削ってギリギリまで抑え込んでいる企業が多いように感じます。



価格改正した主な外食チェーン店

ブランド名 価格改定メニュー 改定理由 改定時期
牛たんねぎし 深刻な品不足による仕入れ価の格高騰(3倍) 2021年9月
松屋 ・牛めし
ミニ 280円→330円
並 320円→380円
大盛 430円→530円
全国統一価格へ変更、牛めしのタレ、みそ汁変更 2021年9月28日
吉野家 ・牛丼
並盛 387円→426円
・丼サイズの価格変更
特盛 +319円→+352円
超特盛 +418円→+473円
・朝牛セット  小盛 437円→481円
輸入牛肉の価格高騰や原油高の影響 2021 年 10 月 29 日
いきなり!ステーキ ・ハンバーグとグリルチキン以外のステーキ商品を値上げ 牛肉の仕入価格の高騰 2021年12月1日
乃が美 ・「生」食パン
レギュラー 864円→972円
ハーフ 432円→486円
スライス 432円→486円
原材料の大幅な値上げ 2021年12月1日
すき家 ・牛丼
ミニ 290円→330円
並盛 350円→400円
中盛・大盛 480円→550円
特盛 630円→700円
メガ 780円→850円
原材料価格・原油価格の高騰 2021年12月23日
丸亀製麺 ・かけうどん、ぶっかけうどん、ざるうどん
320円→340円
・釜玉うどん  390円→420円
・とろ玉うどん  460円→490円
・​​肉うどん  590円→620円
・野菜かき揚げ  140円→150円
・かしわ天  150円→160円
・並から大サイズへの変更  +110円→+120円
釜揚げうどん、丸亀うどん弁当などは据え置き
原材料費、人件費、物流費の高騰 2022年1月12 日
ゆで太郎 ・季節のミニ丼セット(温・冷)  690円→700円
・季節のおそば(温・冷)  590円→600円
・かきあげそば(温・冷)  460円→490円
・かきあげ  100円→130円
原材料価格、物流費高騰 2022年2月
ミスタードーナツ ・ドーナツ、パイ、マフィンの計33種類
1個あたり10円の値上げ。
・ドーナツの詰め合わせ
20~50円の値上げ
小麦粉、食用油の原材料の高騰 2022年3月1日



一番の問題はコスト高により値上げは従業員の給与を上げるものではないという事

仕入れコスト高による値上げは単純に売上原価が上がるだけで、値上げしても利益率は変わりません。(仕入れ高分の値上げなら)
これは飲食業界のみの話ではないですが、簡単に言うとモノの値段は上がるけど給与は上がらないといった状況です。



対策

とにかく数字を細かく計算するしかない

現状は早期にできる対策や絶対成功する対策などありません。
ひとまず仕入れコストは必ず上がっていくという現実を踏まえながら細かく計算をし直していくしかないです。

このメニューは必要か、このメニューでこの量、金額は適正か、など、とにかく細かくピックアップして練っていくしかありません。
何となくこのぐらいで利益が出ていたから大丈夫、というスタンスはなかなか通用しない世の中になってきています。

お店全体の仕入れコスト、経費(人件費、消耗品費、光熱費)など、全てを細かく検証していく必要があります。

値上げしないという選択肢は取らない方が良い

コスト高でも値上げしないお店は結構あると思いますが、値上げしない選択肢は確実に自分又は従業員に跳ね返ってきます。
もちろんコスト高でも今までの営業で十分に余裕があるため問題ない状況だったり、客数、客単価が増えて生産性が上がっているためコスト高の吸収ができる状況であれば値上げはしなくても良い場合もあります。

ただ、多くのお店は【何かを犠牲】にしてコスト高の吸収をしようとします。
【何かを犠牲】は今は良いかもしれませんが、もし自分のお店を長い目で見ている場合は慎重な判断をした方が良いと思います。

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飲食店における原価計算はエクセルを使用するのがオススメです。
急な仕入れ価格高騰、メニュー価格の見直しなど、しっかりと計算し、練ることができます。

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